この映画にでてくる人たちは、芯から一人でよがりで自分勝手な人はいません。
フーテンの寅さんといえども、いつも遠い空で家族を想い、旅先で出会った人にも親しみと気遣いを忘れません。
これは、珍しく寅さんが長旅を終える家族をとらやで待つときに語る
セリフ。
「久しぶりの長旅から帰ってきて、ウチん中がカッ散らかってると気分が悪いからなぁ。
なぁ社長、その内にその入口から、おいちゃんとおばちゃんと櫻がよ、
こんな大きな荷物を抱えて、『あ〜あ、くたびれたくたびれた。ウチが一番いいよ』、なんて言って帰ってくるんだよねぇ。
その時の迎えるこの言葉が大切だな。
『あっ、お帰り。疲れたろ?ささ、さぁ上がって上がって、ねっ』。
熱い番茶にちょっと厚めに切った羊かんの一つも添えて出す。
ほっと一息入れたところで、『風呂が沸いてますよ』。
長旅の疲れをスッと落とす。
心のこもった昼メシがここで待っている。
温かいご飯、シャケの切身、山盛りのお新香。
『どうだい、旅は楽しかったかい?』。例えこれがつまんない話でも、
『面白いねぇ』と言って聞いてやらなきゃいけない。
長旅をしてきた人は、優しく迎えてやらなきゃなぁ」
寅さんがいつも温かく迎えてくれる家族に対する恩返しのようにも見て取れます。
毎回、家族ともめてもケンカをしても、次に顔を合わせるときにはそんな事が無かったかのように普通に声をかけあう。
そんな暗黙に通じ合った優しさがこの家族にはあって、観るたび本当に心が温かくなってきます。
私は、辛いことや悲しいことがあってもこの映画を観ることで本当に
心がすくわれることが多いのです。
「男はつらいよ」を通して学べること、それは言葉で伝えるよりもやはり観るのが一番。
美しい日本語と美しい気持ちが心に染み渡る、そんなシリーズです。
48作で終わってしまいましたが、この「男はつらいよ」シリーズは日本の映画史の宝として、これから先も風化されることなく受け継がれていくと思います。
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赤電話ですね・・・ |

でも準備はタコ社長にさせてます |
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やっぱり一番しっくりくる
このお二人 |
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