【SAW】 (2004/アメリカ/100分)
「目覚めたら、老朽化したバスルーム
足首には鋼鉄の鎖
対角線上にもう一人の男
間には自殺死体・・・
このノコギリは何に使うのか」
この宣伝文句を読んだだけで、ぜひ観たくなってしまうホラーです。
作品のポスターからして、グロテスクな足がごろんと転がったすごく
気持ち悪いもの。
私は勤務中、地下鉄の構内でこのポスターを毎日観ていて、
すごく気になっていたものです。
この作品は若手のジェームズ・ワンとリー・ワネル(作中のアダム役もこなしています)が手がけています。
低予算の上、撮影期間はなんとたったの18日。
とてもそんな短期間で撮り終えたとは思えないほど完成された作りになっています。
こちらは、その監督ジェームズ・ワンの言葉。
「この映画には創造する余地が溢れている。
それは絶えず問いかけてくるんだ。
『もし、あなたが彼らだったら?生き残ることを想像できるかい?』ってね。」
脚本家で主演のリー・ワネルがこう付け加えます。
「自分ではどうすることもできなかったら、それは恐ろしいことだ。
この作品は、僕らがお定まりのスリラーでよく目にするような警察の視点
ではなく、被害者の視点から語られている。
観客はリアルタイムで登場人物の”感情”になって一緒に手がかりという名のパズルを繋ぎ合わせていく。すごく簡単に一体感を持てるんだ。」
物語は冒頭の通り、バスルームでアダムとDr.ゴードンが目覚めるシーンから始まります。
最初から周到に結末への伏線があちこちに張り巡らされ、ワンシーンも
見逃せない展開。
私はいつも結末を想像しながら観てしまう癖があり、
実際自分が思っていた通り(というか恐れていた通り)の結末に
なってしまったのでちょっと残念でしたが、でも純粋に楽しんで観ていれば十分驚かされるラストシーンが待ち受けていますので、お楽しみに。
ちょっとグロテスクなシーンも多い為、R指定が付けられていますが、
すごく楽しめるホラーに仕上がっています。
全編にわたって覆うじめじめとしたような雰囲気は、「セブン」を彷彿させるかんじです。
この作品はサンダンスでも絶賛され、若手監督の今後の活躍にハリウッドも期待を寄せています。
私もぜひ、次回作が早く観たいファンの一人です。
|