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【 秘密と嘘】(1996/イギリス/142分)


昔、たまたまレンタルビデオ屋さんの片隅で見つけたこの作品。
あんまり過剰な期待もせず、借りて観ていたら・・・


「み、見つけてよかったぁぁ〜〜」


こういう自分の中での”当たり”作品に出会ったときの感激といったら、かなりたくさんの作品を観たとしてもそうそうおとずれるものでもありません。


そんな、出会ったことに感動するような、いい作品でした。


後で知ったのですが、この作品はカンヌでもパルムドール大賞受賞、
主演のブレンダ・ブレシンもアカデミー主演女優賞にノミネートされた
ほど、高い評価を受けていたらしいです。


教養もなく、陽気なだけが取り柄の中年女シンシアを演じるのが、
イギリスの名女優ブレンダ・ブレシン。


ちょっと鼻につくような声と話し方、不器用な愛想笑いなど、まるでこのキャラクターにとり憑かれているかのような、圧巻の演技で魅せてくれています。


一人娘ロクサンヌと一緒に暮らしていますが、このロクサンヌ
(なんかたくましい)には、若い頃のふしだらさを非難されてばかり。


シンシアの弟モーリスはそんな母娘を優しく見守り、影で経済的な
援助もしています。


しかしそのモーリスも、人生においては成功者であるにもかかわらず
日常の救われない物悲しさに苛まれていました。


ある日突然、シンシアは自分を母親だという若い女性からの連絡を受けます。


それは、彼女にも身に覚えのあること・・。


しかし、待ち合わせ場所に着いた彼女を待っていたのは、
褐色の肌の女性、ホーテンスでした。


その娘の存在を一旦は否定するシンシアですが、次第に厚い愛情が
通い始めます。


そしてついに、ロクサンヌの誕生日会でシンシアは、ホーテンスを
「勤め先の工場の同僚」といって家族たちに紹介するのです・・。


誰もが抱える秘密と嘘。
その秘密が露呈したとき、人はどのような嘘でその秘密を彩るのか。


こちらも私の母が「カメレオン」化した作品です。


私にとっても、記憶に残る、とても思い入れのある作品です。




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